ずっと誰かをやっていて、自分に戻れてなかった。
家に着いた。駐車場に車を停めた。
エンジンを切った。でも、すぐに降りられない。
シートベルトを外した手が、止まる。スマホを開くわけでもない。
何かを、待ってるわけでもない。
ただ、座ってる。3分、5分、ぼーっとする。
「私、何やってるんだろう」
ふと、自分に聞きたくなる。
これ、わかる人と、まったく分からない人で、はっきり分かれるかも。
この時間が、何をしてるか
これ、サボってるんじゃなくて、
体が、必死で「切り替え」をしてる時間。
仕事をしてた自分から、家での自分に、外で気を張ってた自分から、家族の中の自分に。
誰かのために動いてた自分から、また誰かのために動く自分に。
役割と役割の、隙間。
その隙間がなさすぎるから、体が勝手に3分確保しにいってる。
それが、駐車場のあの時間。
「ただ、何もしない」が、いちばん貴重
考えてみてください。一日のうちで、あなたが「誰でもない自分」でいる時間、どれくらい、ありますか?
朝、起きた瞬間から、「親」「働く人」「友達」「娘」「妻」、いろんな役を切り替え続けてる。
役割と役割の、間の隙間がほぼない。
その隙間がないと、人は自分が誰だったか忘れていきます。
駐車場で、エンジンを切って動かない3分は、あなたが「ただの私」でいる時間です。
体が、必死で、それを取りにいってる。
罪悪感を、持たないで
「早く家に入って、夕飯の支度をしなきゃ」
「待ってる人がいるのに」
「私は何をやってるんだろう」
そう、自分を責めないでください。その3分は、無駄じゃない。
それがあるから、家に入ってまた誰かのための自分に戻れる。
それがないと、いつかぽきっと折れる種類のものです。
今日、覚えて帰ってほしい、ひとつ
駐車場の、あの時間。
もし、罪悪感が湧いたら、こう置き換えてみてください。
「これは、自分を保つために必要な時間」
ちゃんと、座ってていい。
3分、5分、自分のことだけ考えていい。
そして、降りたらまたちゃんと戻れる。
駐車場で動かない夜は、たぶんあなたの中で何かが限界に近いサインです。
もしそうなら、今夜はもう早めに寝てください。
ちゃんと、自分の時間を確保してから休んでください。
おりょん


おりょんさん、これ、結婚してた時のわたしのことだって思いました。
とにかく仕事終わって家に入るまでの時間がつらかった時期があったな。
車じゃなかったけど、家路につくまで、寄り道して公園のベンチで座っていたのを思い出しました。
おりょんさん...